約 680,353 件
https://w.atwiki.jp/moemonss/pages/636.html
唐突だが今俺はある種の危機に瀕している。 俺の目の前には見るからにみすぼらしい萌えもんと呼ばれる生物が一体……いや、一人。 そのみすぼらしい萌えもんは物陰に隠れながら、恐ろしいものをみるような眼で俺を見つめている。 俺の両サイドには少々大きめのリュックサックと萌えもん達を収納し、持ち運ぶ為のアイテム、 モンスターボールと呼ばれる球状のカプセルが六つほど転がっている。 それらを一瞥した後再び物陰に隠れている萌えもんへと視線を移す。 隠れていた萌えもんは俺が視線を外していた間少し物陰から出ていたのだろう、 俺が視線を自分に向けたかと思うと同時に素早く物陰に隠れ、またおどおどとした視線で俺を見つめ返してきた。 その萌えもんの様子に軽く頭痛を覚えながら俺は今おかれた状況と、 相棒として頑張ってもらわねばならない萌えもんのあまりにも頼りない様子に、心の底から深い溜め息を吐いた。 それは今から三日前の話となる。 その日、俺は町から少々外れた場所にあるお気に入りの木の下で寝ながら、 いつもと変わらない少々退屈でそして怠惰な時間を過ごしていた。 そうそう、俺が住んでいる町の名前はマサラタウンと言って、 ここはあの有名な萌えもんリーグチャンピオンであるサトシという名の少年が住んでいた町である。 住んでいた、と言う表現なのは、彼は今から約一年前に萌えもんの旅に出ていて、今もたまに帰ってくる程度だからだ。 ちなみにオーキド博士とは、萌えもん研究の第一人者で萌えもん図鑑を作ったその人である。 さらに、博士の孫であるシゲルは初代萌えもんリーグチャンピオンだった、 という事で萌えもんトレーナーと研究者の間では超がつくほどの有名人である。 あぁ、シゲルが初代チャンピオン『だった』、と言うのには訳がある。 これは本当かどうか知らないが、彼は僅かの間だけその座に君臨していたが、 ライバルであるサトシにすぐさまその座を奪われた、と噂されているのだ。 もちろんこの事について本人は何も語らず、確認も使用とは思わないので真実は今も闇の中だ。 さて、ここマサラタウンは萌えもんチャンピオンが出た町として有名という事は既に話した通りである。 この町が有名になる事は良いことだとは俺も思う。良い事だとは思うのだが……ただどうしても俺は素直に喜ぶ事は出来なかった。 この町が萌えもんの事で有名になればなるほど俺は嫌な記憶を思い出ださずにはいられなかった……あの忌まわしい記憶を…… 「チッ、また嫌な事を思い出しちまったな。ここなら何も考えずにいられると思ったんだが……」 「やーっぱりここに居た!」 小さく一人愚痴ると同時に聞こえてきた女の子の声に、俺は寝ていた体を起こすと同時に声の主を軽く睨む。 声の主、白い帽子を被ったロングヘアーでミニスカートの女の子は俺の視線を物ともせずに近づいてくると、 鋭く俺の脳天に手刀を振り下ろす。 「……何をする。」 「何をするも何も、いつも私の事を不機嫌そうに睨むなって言っているのに少しもやめないアクトが悪いのよ。」 「左様か。」 「左様よ。」 そう言って仁王立ちになりながら不敵な笑みを浮かべる女の子。いきなり人の脳天に手刀をくれやがったこいつの名前はスミカ。 澄んだ華、と書いて澄華なのだが……まぁ、本家に習ってカタカナ表記で良いだろう。 スミカとは、彼女が住んでいる家と俺の家が近所という事で小さい頃からの付き合いだ。 簡潔に言えば、使い古された設定である幼馴染と言う関係だ。 ちなみに、彼女もサトシ、シゲルと同じくポケモントレーナーの間では少々有名のようだ。 流石にチャンピオンにはなれなかったが、その実力は二人に迫るものがあると言われているほどで、 トレーナーの間ではカメックス使いのスミカと呼ばれている……らしい。 後これはどうでも良いことだが、俺とスミカの位置関係からスミカのスカートの中が見えそうなものだがここは健全、 不可思議な力で絶対防御されている事を追記しておく。 なので、どんな下着とか聞かれても答えようが無いから各自で勝手に想像、もとい妄想しておけ。 「で、何用だ。人の脳天に手刀を繰れたんだ、それなりの用があるんだろうな?」 「ん? 用なんて無いわよ。あえて言うなら間抜け面をしてるであろうアクトをからかいに来ただけ。」 「オーケー、歯ぁ食いしばれ、倍返ししてやるから。」 「ごめんなさい、嘘よ。だからその力いっぱい握り締めた拳を下ろして。」 俺の雰囲気と、拳に込められた力を見て敏感に危険を感じ取ったのか、両手を上げて素直に謝るスミカ。 少々納得いかないが、相手が素直に非礼を詫びたのにそれを許さないのは格好悪い、 という事で行き場を無くした拳から力を抜き、下ろす。 俺から攻撃の意思が無くなったと判断したのか、スミカはほっとした表情になると本当の用件を俺に伝える。 「アクトのおば様が呼んでいた、って事を伝えにきたの。」 「母さんが? ったく、何の用だよ。」 「アクト、また何か変な事しでかしたんじゃないの?」 「またとはなんだ、またとは。と言うか変な事ってどんな事だよ、この馬鹿者。」 「ちょっとぉ! 少し軽口叩いただけでなんで馬鹿呼ばわりされなきゃならないのよ!」 「気にするな、俺は気にしない。」 「アクトが気にしなくても私が気にするのよ!」 後ろで何やらギャーギャー騒ぐスミカを無視して実家の方へ足を向ける。 そうして一歩を踏み出すと同時に、後ろから先ほどまでの元気な声とは違う暗く、寂しげなスミカの声が聞こえてきた。 「ねぇ、アクトはもうトレーナーに戻らないの?」 「……その話はもう終わらせたはずだろ。」 「でも! でも、昔はあんなに……」 「昔の俺はもういない……あの時、あの場所でもう俺の旅は終わったんだ。」 それだけ告げると俺は家に向けて歩き出す。 スミカはそれでもまだ何か言いたいようだったが、俺がもう脚を止めないとわかると寂しそうに俺の背中を見つめていた。 俺はそんなスミカの雰囲気を背中に受けながら歩き続けた。少し痛む心を引きずりながら…… ○登場人物紹介 【アクト】 本編主人公。過去に何かあったのか現在は無気力な生活を送っている。 本編を見る限りでは冷たく、とっつきにくい性格のように見えるが、心根は優しい人物……かもしれない。 昔は萌えもんトレーナーとして頑張っていたようだが……? 【見るからにみすぼらしい萌えもん】 アクトと旅に出る最初の萌えもん。今はまだどんな萌えもんかは不明。 どうやら臆病な萌えもんのようだ。 みるからにみすぼらしい萌えもんといえば……? 【スミカ】 本編主人公の幼馴染で、アクトのライバル……の予定。 ノリが良く、素直な性格で、カメックスを従える有名な凄腕トレーナーのようだ。 アクトと恋人同士の関係になるかどうかは……話の流れとSSスレ住人の反応次第である(笑) 【サトシ】 名前だけ登場。本編では彼が旅に出てから一年以上が経過している設定である。 脳内設定ではアクトの弟分にしようと思っているのだが……実行できるかどうか(マテ 最初に選んだ萌えもんはぴかちゅう。 【シゲル】 名前だけ登場。本編では彼が旅に出てから一年以上が経過している設定である。 扱いは本家と同じサトシのライバル的存在。 最初に選んだ萌えもんはふしぎだね。 【オーキド博士】 本家の時間軸から一年以上経っても元気に萌えもん研究をしているどえらい博士。 スミカ、サトシ、シゲルの最初の相棒を渡したのは彼である。 本編の設定としてアクトとも顔見知りの関係である。 ***チラシの裏*** どうも初めまして! 皆様のSSを読んでいたら無性に書きたくなって衝動的に書いてしまいました。 そして出来上がりを見てみると……なんだこれ? 萌えもんが少しも出てこないじゃん(滝汗 次回がもしあれば主人公であるアクトの永遠の相棒となる萌えもんが登場、発覚します(多分 ちなみに、世界観は鹿Ver.です。 ので、萌えもんの分布やらジムリーダーの設定も基本的に鹿Ver.に準じます。 ただ、話の流れや個人的趣味のせいで色々ありえないことが起きます事を今の内に追記。 と言っても、そこまでいけるかどうか……(汗 あ、後鹿Ver.ではジムリーダーと再戦ができるので、それを利用しながら実際にゲームをしつつ書いていきます。 ……ぶっちゃけ言わなくても良いことですが一応、という事で(爆
https://w.atwiki.jp/syouzou7/pages/22.html
ぽけもん@ふぁんたじ~は無料? 無料です。無料でこんなゲームができるのはすごいですよね^^ たんけんはどうやってするの? 10秒待ってからしかできません。ちなみに攻撃にも10秒かかります。 ポケモンの捕まえ方は? このゲームにはモンスターボールがありません。倒したあとにまれに仲間になります。 レアポケモンとは? レアポケは、まれに出てくるポケモンのことです。 最初の町では、ヒノアラシ・ヒトカゲなどがレアです。 レアポケが出たとき、チャットにも表示されるので分かります。 ジムはあるの? 最初の町にはありません。 マップ移動でウッドタウンに行けば最初のジムがあります。 チャットマナーって? チャットマナーとは、敬語を使うこと、挨拶をしっかり、呼び捨てをしないことなどです。 ぽけもん@ふぁんたじ~なりのルールもあります。 チャットにアクセス制限とでたんですけど? チャットで、5回連続発言したときに、なってしまいます。 荒らしが現れたんですけど? 絶対無視です。ぽけもん@ふぁんたじ~には「無視機能」という便利なシステムがついています。 半角の#な後にその荒らしの名前を入れれば、荒らしの発言全てが消えます。
https://w.atwiki.jp/marsdaybreaker/pages/717.html
ネコリスごはん(ねこりすごはん) アイドレス・アイテム・ショップにて販売中。 ネコリスにあげると喜んでもらえる。 猫士・犬士にも効果がある。 ACE,PCも食べることができるが好みは人それぞれ。 このアイテムは一度の効果使用で消滅する ご購入はこちらからどうぞ。 L:ネコリスごはん = { t:名称 = ネコリスごはん(アイテム) t:要点 = ドライフード,ネコリス印 t:周辺環境 = 台所 t:評価 = なし t:特殊 = { *ネコリスごはんのアイテムカテゴリ = ,,,携帯型アイテム。 *ネコリスごはんの位置づけ = ,,,{消費型アイテム,食品,ショップアイテム}。 *ネコリスごはんの取り扱い = ,,,アイドレス・アイテム・ショップ。 *ネコリスごはんの販売価格 = ,,,5マイル。 *ネコリスごはんの特殊能力1 = ,,,ネコリスにあげると喜んでもらえる。 *ネコリスごはんの特殊能力2 = ,,,猫士、犬士にも効果がある。 *ネコリスごはんの特殊能力3 = ,,,ACE、PCも食べることができるが好みは人それぞれ。 *ネコリスごはんの使用回数 = ,,,使用回数(1回)。 } t:→次のアイドレス = ネコリスと遊ぶ(イベント),猫士・犬士の慰労会(イベント),ペットを飼うことに(イベント) } 解説 ネコリス印のドライフード。ネコリスにあげると喜んでもらえるほか、猫士・犬士にも効果がある。08年6月23日現在アイテムショップで販売されている。 ACE,PCも食べることができるが好みは人それぞれ、一般的にはあまり試さないほうが良いだろう。 ネコリスはリスに似た猫のような性質を持っている情報生物。好物はお話で、ネコリスを見たという場所でお話をすると彼らが集まってくることがある。本品はドライフードだが、亜種のメガデウス・ネコリスが雑食性のため、普通の食物も食べられると思われる。 ネコリスに会うにはるしにゃん王国のネコリスの森などへ行く方法がある。実はアイテムショップにもネコリスの森が見える喫茶スペースがあり、ここで使用できるかもしれない。アイテムショップ内の生活ゲームは実は10%引きになるのでお徳だ。 また次のアイドレスもどれも非常に魅力的である。ネコリスごはん自体安価で手に入るので、是非派生を購入してみてはいかがだろうか。 保有国一覧 藩国名 入手履歴 保有者 使用履歴 現在所持数 るしにゃん王国 10/10/09:購入 来須・A・鷹臣 1 08/7/23:購入 緋乃江戌人 08/7/23:生活ゲームで使用 0 フィールド・エレメンツ・グローリー 08/12/22:2つ購入09/12/26:2つ購入 川原雅 08/12/23:使用09/12/24:オーレと猫屋敷の猫達に譲渡 0 海法よけ藩国 [ここまでの入手合計:8]10/07/30:購入11/10/24:アイテムショップにて4つ購入 森沢 [ここまでの消費合計:6]09/12/24:中ネコリスへ譲渡10/12/24:中ネコリス・ネコリスファミリーへ譲渡 4 鍋の国 10/07/15:購入 銀内 ユウ 1 参考資料 アイドレス・アイテム・ショップ アイドレス・アイテム・ショップ:ネコリスごはん アイドレスWiki:ネコリスごはん 上へ 戻る 編集履歴:矢上麗華@天領 (2011/01/08) 龍樹・翡鹿・ボーランドウッド@土場藩国 (2011/11/04) 解説:阪明日見@akiharu国(2008/06/28) イラスト:黒崎克耶@海法よけ藩国 (2008/07/09)
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/501.html
数秒後、ミキサーから出てきたのは… 「うにゃーん、ど、ドラえもんどうしようにゃー、僕、猫と合体しちゃったにゃーん!!」 猫耳と尻尾を生やしたのび太が泣きながらドラえもんに縋ってきた。 自分が失った耳を猫でもないのび太が付けているのにも腹が立ったが、それ以前にあらゆる意味でこれはひどい。 「まあのび太くん、とりあえず落ち着きなよ」 「ふぎゃー、そんなこと言われてもどうしたらいいのか、うにゃーん!!」 毛を逆立てて怒るのび太は、ドラえもんに喉の下を撫でてもらってようやくおとなしくなった。 「やれやれ、なんでこんなことに……」 変わり果てたのび太を前に、ドラえもんは頭を抱える。こうなったらやるべきことは一つ。 (参加者の中から適当にかわいい女の子を捕まえてきて、この猫のび太くんとさらに合体させよう。そうすれば猫耳眼鏡美少女の完成だ。 うん、それでいい) ドラえもんの人工知能は、あまりの事態に対応できずイカレていた。 【一日目 一時ごろ 廃病院】 【ドラえもん@ドラえもん】 状態:混乱のあまり正常な判断力を喪失 思考:かわいい女の子を捕まえる。ツンデレだとなおいい。 武器:ウルトラミキサー@ドラえもん 所持品:支給品一式 【のびたま(野比のび太@ドラえもん+タマ@サザエさん)】 状態:ドラえもんに撫でてもらってご機嫌 思考:のび太の思考とタマの思考が共存しているため混乱 武器:なし 所持品:支給品一式 ※のび太とタマがウルトラミキサーで合体しました。戻す方法はドラえもんなら知ってるはずですが動転のあまり思い出せないようです。 外見はのび太の体にタマの耳としっぽ
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/401.html
「みんな、準備はいい?」 ドラえもんが確かめた。 ここはテンガンざんの頂上。 ドラえもんの他に五人の少年少女が集結していた。 「ま~ったく大変な目にあったよ」 すっかりくたびれた様子の丸眼鏡を掛けた少年、のび太が溜め息混じりに言う。 「ホントだよ、ドラえもん! 突然壊れちゃうような使えない道具、何で出したんだ!」 そうトゲトゲしく怒鳴ったのは、髪型もトゲトゲしく背の低い少年、スネ夫。 「しょうがないだろ。 未来デパートからのお試し秘密道具だったんだから、期待はしてなかった」 眉を顰めて、ドラえもんが肩をすくめる。 「僕は使うのに反対したんだ。 それなのにのび太君が『面白そう!』って勝手にみんなを集めて始動しちゃうからだよ」 「……つまりのび太のせいか! この野郎!」 短気で大柄なガキ大将、ジャイアンが拳をのび太に向けた。 「ま、待ってよジャイアン!」 のび太が慌てて弁明を始める。 「だって好きなゲームの世界に入れるなんて、楽しそうじゃない! それに、そっちだってノリノリだったじゃないか!」 「そうよ、武さん」 と割り込んできたのは、おさげをした五人中唯一の少女、静香だ。 「のび太さんを怒る必要は無いわ。 とにかく、今は元の世界に早く戻りましょうよ」 強気に説得する静香を見て、のび太の頬が紅潮する。 「し、しずちゃぁん……」 のび太の言葉は相当頼りなかった。 「ほら、剛田君も手を降ろして」 突然声を掛けられて、ジャイアンは振り向いた。 声の主は優等生と称される好少年、出木杉。 「……ちぇ、わかったよ」 ジャイアンは不服そうに呟きながら拳を解いた。 「さて、今度こそ良いね?」 ドラえもんが再度確かめる。 反対するものはいない。みんな『早く帰りたい』という思いは同じなのだ。 「じゃあ、しずちゃん、出木杉君」 ドラえもんが呼び掛けた二人は、頷いてモンスターボールを投げた。 地面にぶつかったボールは赤い光を放つ。 次第に光が広がり、大型の生物が現れた。 『神』――この二体はこの世界でそう称されている。 片方は、黒い体に煌く青い筋が巡る生物。胸には煌くダイヤがある。 片方は、白い体に煌く赤い筋が巡る生物。両肩には煌く真珠がある。 「パルキア、僕らを元の世界に行かせてくれ」 出木杉は白い生物に命令した。 パルキアは一声唸り、力を溜め始める。 「パルキアの『あくうせつだん』が始まるよ。これで元の世界に行ける」 「よくやってくれた、出木杉君。 さあ、静香ちゃんも早くして。『あくうせつだん』の前に時間を戻さなきゃ」 ドラえもんが黒い生物を一瞥し、静香を見る。 「ディアルガ、お願い。時間を戻して」 静香は指示を出した。 ところが、ディアルガは反応を示さない。 「どうしたの?ディアルガ」 静香は不思議そうにディアルガを見つめた。 「しずちゃん、まだかい?」 ドラえもんの声色には、焦りの色がちらついていた。 「ディアルガ、もう一度言うわよ。時間を戻して」 ――ディアルガは首を横に振った。 「おいやばいぞ。もうすぐ『あくうせつだん』が発動されてしまう!」 出木杉が叫んだ。 「ちょ、ちょっと待ってよ。 確か空間だけ移動しても、時間が戻っていなくちゃダメなんじゃないの?」 のび太がドラえもんに質問した。 「うん。空間だけだと、この世界にいた間の時間が消滅しない。 僕らが旅した間、元の世界では僕らはいなくなっていたことになっちゃうんだ。 だから時間も戻さないと、現在どころか未来まで大きく変えてしまうかもしれない」 「じゃ、じゃあどうするのさ!?」 「早く時間を戻さないとじゃんか!」 スネ夫とジャイアンが大慌てで捲くし立てる。 「……ディアルガ、ひょっとしてあたしと離れたくないの?」 静香は語りかけた。 ディアルガは小さく唸り、それから静香を見つめる。 そんな姿を見て、静香はディアルガにそっと手を触れる。 「聞いて、ディアルガ。あたしたちはここにいてはいけないの。 だから元の世界に戻る。 そのために貴方の力が必要なのよ。 だから……お願い。時間を戻して」 パルキアの体が光り始める。 「おい、出木杉! 技発動させんな、バカ野郎!」 ジャイアンが怒鳴り散らした。 「パルキアにちゃんと耐えろって指示したさ!」 出木杉が大声で説明する。 「だけど我慢には限界があるんだ! 限界点を突破したら発動してしまう!」 「ディアルガ、安心して」 静香は顔を上げて、ディアルガの目を見つめた。 「きっとまた会えるわ。 今と全く同じ姿じゃ無くても、元の世界で会えるかもしれない。 貴方が今、あたしたちを救ってくれたらきっと――」 やがて、ディアルガは頷いた。 体中から青い光が染み出している。 「ドラちゃん、みんな! 『ときのほうこう』発動するわ!」 静香が吉報を伝えてきた。 「おっしゃぁ!」「やったぜ、しずちゃん!」 歓喜の中、ドラえもんは静香と出木杉を手招きする。 「時間を遡る間、何が起こるかわからないんだ。 だからこっちで一塊になって! しずちゃん、出木杉君!」 静香と出木杉はドラえもんたちと手を繋いだ。 「ディアルガ、今よ!」 声高に、静香が発動の許可を出す。 時空を揺さぶる『ときのほうこう』が、テンガンざん頂上に響き渡る。 時間の遡上が始まった。 ――彼らが来ていたのは『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』の世界。 未来デパートから配達されたお試し版『ゲーム世界入り込み機』を使用したのだ。 時期は丁度ポケモンの新作が出た頃。 当然の如く、みんなが行きたいと思ったゲームの世界は、ポケモンの世界だった―― 時間は戻った。 まだテンガンざんの頂上――時間はドラえもんたちがこの世界に来た時。 「僕らが作った時間はここまでだ。 あとは空間移動だけ……出木杉君!」 ドラえもんが合図を出す。 「パルキア、いけぇ!」 出木杉の声。 パルキアは呼応すると、ドラえもんたちのすぐ前を切り裂いた。 空間が切断され、黒い紡錘状の穴が宙に浮かぶ。 ――『ゲーム世界入り込み機』は出たい時にボタンを押せばすぐ元の世界へ戻るはずだった。 ところが、どうやら故障していたらしく、元の世界へは帰らなかった。 そこでドラえもんたちは計画したのだ。 ディアルガ、パルキアを利用して元の世界に帰る計画を―― 「タイムマシンみたいなものだよ。 中は異次元で繋がっている。さあ、閉じる前に行こう!」 先導するドラえもん、それに続く子供たち。 最後尾の静香は一瞬後ろを振り返った。 ディアルガは力を尽くした様子でよろめく。 それでも、静香をしっかり見つめている。 その目線をしっかり受け取り、静香は穴へと入っていった。 全員が出てきたのは、のび太の部屋だった。 静香が降り立つと、切断された空間は元通りになり、跡形も無くなった。 「やっと戻ってこれた~」 のび太が万歳をして喜ぶ。 「いやはや、長い旅だったね」 ドラえもんはそう言うと、畳の上の『ゲーム世界入り込み機』を手に取る。 「全くもう……急いで返品してやる」 「でも、そんなに悪くなかったよな」 ジャイアンが笑いながら語りだす。 「やっぱ自分の力で育てるのはいいもんだぜ!」 「ふふ、戦うときもかなり迫力あって楽しかったよね!」 スネ夫が話に乗ってきた。 そうして、みんなはそれぞれの思い出を語っていく。 夕暮れ時、ようやくみんなは帰り始めた。 「じゃあな、のび太!」「いろいろと楽しかったよ!」 ジャイアンとスネ夫はそう言って手を振り、のび太の家を後にする。 「僕を呼んでくれてありがとう! いい思い出になったよ、のび太君。ドラえもんも」 出木杉は無邪気に礼を言うと、夜の迫る外へと出て行った。 「……じゃあ、また学校で会いましょう。のび太さん」 最後に、静香が扉を開けた。 のび太とドラえもんは顔を見合わせて、微笑み合う。 「大変だったけど、いい冒険だったね」 ――冒険は終わり、何の変哲も無い日常が戻ってきたのだ。 たった五年間の平和が―― 未来――2126年。 ドラえもんは未来デパートから出てきた。 「……おかしいなぁ。確かに未来デパートからだと」 「お兄ちゃぁん!」 空から黄色い二頭身、ドラえもんの妹であるドラミがタケコプタ―を使って降りてきた。 「やぁ、ドラミ。よく僕の居る所がわかったね」 地に降り立つドラミに、ドラえもんは声を掛けた。 「うん。航時局の人がタイムマシンを点検しに来て、その時たまたま聞いたの! お兄ちゃんがこっちに来てるって。いったい何があったの?」 「未来デパートにちょっと用が……でも変なんだ。 『ゲーム世界入り込み機』って道具のお試し版が僕の所に来ていたんだけどね。 未来デパートはそんなもの配達させていないし、そんな道具も無いって言うんだ。 とりあえず欠陥があったから処分してもらったけど」 「あぁ~、じゃあまたお兄ちゃん、のび太さんたちに迷惑掛けちゃったんだ」 ドラミの言葉に、ドラえもんはムッとする。 「僕のせいじゃ無いよ! のび太君が勝手に始動させたから……全くあいつはいつも、何やっても――」 『また始まった』という様子で、ドラミは肩を竦めた。 「じゃあ、僕は帰るけど、セワシ君にもよろしく!」 ドラえもんはタケコプターを取り出す。 「伝えとく。暇が出来たらまたこっちに遊びに来てね!」 妹に見送られながら、ドラえもんは宙へ浮かんだ。 ――丁度同じ頃だ。 この国の環境省が、南極で異常な生体反応を確認したのは―― のび太たちがポケモンの世界で冒険した記憶は、徐々に薄れていた。 みんな日常を満喫する中で、非凡な日々は遠のいていったのだ。 やがて、月日は流れていく。 気がつけば5年の歳月が経っていた。 そうして今――野比のび太14歳。 中学校の体育館裏。 のび太は思い切りど突かれて尻餅をついた。 「おい、のび太。どういうことだよ!」 目の前に倒れこむ友人を見下ろしながら、ジャイアンが怒鳴る。 「俺らともう付き合わないって!?」 すると、のび太はキッとジャイアンを睨みつけた。 追い詰められた小動物が見せる必死の目つきとよく似ている。 「あぁ、そうだよ。ジャイアン! 僕ももう中三なんだ。遊んでいる暇なんか無い」 その気迫に押されながら、ジャイアンは少したじろいた。 「で、でもよぉ。別に絶交する意味はねえだろうが」 「いーや、そうはいかない! 僕の意志は固いんだぃ! 僕はこれから必死で勉強する。君らがいると鬱陶しいんだよ!」 「な、何だとこの――」 再び殴りかかろうとするジャイアンを、後ろから手が出てきて抑える。 「ふふ、やめてあげなよ。ジャイアン」 そう言って出てきたのは、頭髪検査など気にもせずリーゼントヘアを通すチビ、スネ夫。 「どうせのび太のことだから、三者面談で何か言われたんでしょ。 『今の学力じゃ、どこにも入れません』って――」 スネ夫とジャイアンの笑い声が響く中、のび太は肩で風を切りその場を去った。 ジャイアンかスネ夫が、のび太を貶してくる。 これは逃れられないスパイラルだった。 だから、のび太は決心したのだ――ジャイアンとスネ夫から離れようと。 そのため勉強を始めようとするが、当然うまくはいかなかった。 それがのび太の特性、学校のテストで順位が常に一番大きな数である事実は覆らない。 三者面談もボロボロ。先生から薦められたのは県下最低ランクの高校のみ。 だがダメだ。そこには――ジャイアンが来る。 いっその事私立に入る手もあった。レベルの低いとこならきっと。 だがダメだ。そこには――スネ夫が来る。 それ以前に親が反対してきた。『そんなお金無いから公立で我慢しろ』って。 こうして、運命はのび太を縛り付けていた。 夕暮れ時。 「ただいま~……」 のび太は自宅の扉を開けた。 返事は無い。代わりに台所から調理の音が聞こえている。 恐る恐る、のび太は台所の扉を開いた。 丁度その時、のび太のママ、玉子が振り向く。 「あら、帰ってたの? のびちゃん」 玉子は優しく微笑みかける。 そのおっとりとした表情に、のび太は一抹の期待を感じた。 (この様子はなかなか良さそうだ。今ならきっと……) 「あ、あのさママ。志望校をさ、せめて私立の方に」 ジャイアンよりスネ夫の方がマシ、そんな等式がのび太を愚かな行為に走らせた。 途端に変貌する玉子。その顔には鬼神が乗り移ったかのようだ。 「じょ、冗談だよ! ママ!」 のび太は急いで階段を駆け上る。 「ん、やぁおかえり」 のび太の部屋でごろ寝していたドラえもんは、上半身を起こす。 のび太は返答せずに、机に向かった。 「ドラえもん、何も聞かないでくれ! これから僕は勉強するんだ。僕の人生を素晴らしくするために!」 「……何も聞いてないけど。まぁ頑張りなよ」 そう答えると、ドラえもんは漫画を取り出す。 「くぅ~、ロボットは気楽で――おっと、僕もやらなきゃ!」 「ドラえも~ん」 机に突っ伏したのび太が、憐れな声を出す。 「僕を勉強出来る体にしてぇ~」 「……無理だね」 さらりと流され、のび太は膨れた。 やがて、ゆっくりと上半身を机から起こす。 のび太の目線はドラえもんに向けられた。 そこで一つの疑問が、突然浮かんでくる。 「あのさ、ドラえもん。君って……いつまでここにいるの?」 急にその場の雰囲気が沈み込む。 「その気になれば、今すぐにでも帰れるけど」 ドラえもんははっきりと言った。 「どうする、もういなくなってほしい?」 「な……そんなんじゃないよ! ただふと思っただけだって」 急いで首を横に振るのび太だが、だんだんその顔も俯いてくる。 「ただ、いつまでも君に甘えていちゃいけないなって思った」 ドラえもんは立ち上がり、のび太の方へ歩み寄った。 やけに真剣な顔つきでいる。 「どいて。のび太君」 「? どうしたんだい。ドラえもん」 「未来の世界に帰るのさ」 途端にのび太が顔を歪ませる。 「な、なに言ってんだよ。ドラえもん! 僕はいなくなれなんて一言も喋ってないし、思っても」 その言葉を切って、ドラえもんが首を横に振った。 「君の言うとおりなんだ。 僕がいつまでもここに居るわけにはいかないよ。 君も、今度の8月で15歳なんだ。僕がいなくてもやっていけるはずだよ」 長年ドラえもんと行動を共にしてきたのび太だからわかる。 今話したことは全て、ドラえもんの本心だと。 「……絶対に帰らなくちゃなの?」 のび太は縋る思いで、ドラえもんに質問した。 ドラえもんは素直に頷く。 「出会いがあれば、必ず別れがあるものなんだ。 僕が君に、永遠に尽くすことは出来ないからね」 「じゃあ、少し待ってよ」 そう言うと、のび太はドラえもんの目を見つめた。 「せめて、僕が高校に入学するまで居てくれないかな。 その代わり、僕頑張るから。 自分でやれば出来るって、君に証明したいからね」 すると、ドラえもんの顔が次第に綻んだ。 「うん」 「のびちゃーん、静香ちゃんが来てるわよー!」 階下で、玉子が呼んでいる。 のび太は首を横に傾げた。 「こんな時間になんの用だろう?」 兎に角、のび太は階段を降りていく。 玄関で、静香は待っていた。 「やぁ、しずちゃん。どうしたの、こんな時間に」 「のび太さん、大変よ! 今日の帰り道、たまたま武さんにあったの。相当怒っていたわよ、貴方に」 その言葉を聞き、のび太の顔が蒼ざめていく。 「お、怒っていたって……どのくらい?」 「そりゃぁもう、金属バット振り回して『あいつをスクラップにする練習だ』って言うくらい。 どうするの? 貴方多分――明日が命日ね」 静香の宣告が、のび太の心でこだまする。 「しずちゃん……教えてくれてありがとう。 久々に、ドラえもんの道具をつかう事にするよ」 階段を登りながら、のび太はふと考えた。 (……僕、またドラえもんを頼りにしてるな。 これじゃドラえもんの言った通りだ) 次第にのび太の足が重くなる。 (やっぱり、そろそろドラえもんと別れなきゃなのかな。 そうしないと、僕は本当に自分で頑張れない……) 気がつくと、扉の前。 のび太は一呼吸ついて、扉を開いた。 「ドラえもん、ちょっと――」 「のび太さん! 丁度良かったわ、一緒に来て!」 突然、ドラえもん以外の声がのび太を呼び掛ける。 その声の主は机の引き出しから半身を出していた。 「ド、ドラミちゃん!?」 息を飲むのび太の前で、ドラえもんが立ち上がる。 「うん。のび太君も来たほうが良い。 たった今ドラミが来たところなんだ。 話は後でするよ。未来が大変なことになっているから」 そういうと、ドラえもんは引き出しへ向かう。 「さあ、のび太君も早く!」 ドラえもんに促され、のび太はついて行った。 引き出しの中には超空間が広がっている。 板の上に機材を乗せた簡素なタイムマシンが一つ。 そしてその隣にチューリップ型のタイムマシン。 そのチューリップが、ドラミの乗ってきたタイムマシンだった。 三人はドラミのタイムマシンに乗り込む。 ドラミが操縦桿を握り、タイムマシンが始動する。 「目標……2126年っと」 轟々と音を立てて、タイムマシンが動き出す。 「……ふぅ、久しぶりだな。タイムマシンに乗り込むのも。 ところで、そろそろ話してくれないかな?」 のび太はドラえもんとドラミに向き合った。 「未来が大変なことになってるって?」 「えぇ、そうよ。 未来である事件が起こってしまったの。しかもそれにはのび太さんたちが絡んでいるわ」 ドラミが淡々と説明した。 のび太は首を傾げるばかり。 「事件? 何で僕が絡んでいるのさ」 「ほら、10歳の頃だよ。僕らがポケモンの世界で旅した時」 ドラえもんが話をする。 「あの時、僕らはディアルガとパルキアを使って元の世界に戻った。 『ゲーム世界入り込み機』は処分したけど、もうその時に問題は起きていたんだ。 僕らが道具で作り出したポケモンの世界は、まだ残っていたんだよ。 当然、ディアルガとパルキアも生きていた。 そして来たんだ――こっちの世界に」 途端に空気が張り詰める。 「そ、それってつまり……」 のび太は恐る恐る目線を泳がし、ドラえもん、そしてドラミへ向ける。 「そう、未来でポケモンが発生しているのよ」 ドラミが事件の全容を語りだした。 「南極で氷付けにされた未確認生物が発見されたの。 日本の環境省が最初に発見して、博士たちが日本へ運んだ。 いろいろ研究されていたみたいだけど、その間にまた事件が起きた。 ディアルガとパルキアのいた南極から、生物が次々と発生したのよ。 その生物たちは異常な繁殖力で南極に住み着いた。 さらにその生物は環境適応力が凄まじく、どんな場所でも住むことが出来るとわかった。 ここまでわかる?」 ドラミは一旦言葉を切り、のび太を見つめた。 「う、うん。 つまりその生物がポケモンなんだね」 「そういうこと。それで」「ま、待ってよ!」 話を続けようとするドラミを急いでのび太は制した。 「まだよくわからないんだ。どうしてディアルガとパルキアがそこに?」 「君も覚えているだろう? その二体の能力を」 ドラえもんが答える。 「『時間転移』と『空間転移』――これが二体の能力だ。 これはタイムマシンにも備わっているって前に話したことあるよね? 同じように考えれば良い。 ディアルガとパルキアは超空間を通って南極に来たんだ。 時間と空間を越えてね。 だけど、恐らく出た場所が南極の永久凍土の中だったんだ」 「未来の博士たちもそれに気づいたの」 ドラミが話を取り次いだ。 「ディアルガとパルキアに備わった『タイムマシンに似た能力』。 そこから仮説を立てて、さらに続々と発生する新たなポケモンにも結論付けた。 彼らは凍土の中の穴を通ってこっちへ来てしまったのよ」 「……じゃあ、未来はどうなっちゃったの?」 のび太が質問する。 「今のところ、まだポケモンたちはそんなに繁殖していないわ。 あたしがこっちへ向かう時、各国でポケモンの適応力に注目が集まっていたけど。 そうやって世界中にポケモンが移り住んでも完全に広まるまで4~5年は掛かるはずよ。 だから今ならまだ間に合うの」 「間に合うって……まさかポケモンを全て戻す気じゃ」 のび太は不満げな顔をして、ドラえもんに目を移す。 「僕の持っていた『ゲーム世界入り込み機』がわかればいいんだ。 それを見れば、作られたポケモンの世界を消すことが出来る。 ポケモンたちは存在出来なくなり、これ以上増えることは無い。 その後は地道に減らしていくか、保護していくかはまだわからないけど―― とにかく僕らは『ゲーム世界入り込み機』の情報を伝えに行くわけさ」 「もし見つからなかったら?」 素直なのび太の質問が、ドラえもんを翳らせる。 「探すか、デパートの処分履歴を見てもう一度作るしかない。 で、でも安心して! 時間は掛かってもタイムふろしきとタイムマシンで元に戻れるから。 ところでドラミ、どうして僕らの世界に来たんだい?」 「……ぇ? どういう意味? お兄ちゃんたちがポケモンの世界を作ったのは7月20日でしょ? この前こっちに機械を処分しに来たときそう教えて――」 「ま、待てよドラミ。いつの話をしているんだ? ポケモンの世界を作ったのは4年前の7月20日だぞ」 「そ、それホント!?」 ドラミが口調を荒げる。 「ホントだよ、ドラミちゃん。 あれは確かに4年前の今日……あれ、もしかして連れてくる人、というか僕らを間違えた?」 「そんなわけ無いわ! タイムマシンにはちゃんと入力したもの。 それについ最近点検があったばかり……ね、お兄ちゃん覚えているでしょ?」 ドラミはドラえもんに振り向いた。 その期待の目線に反して、ドラえもんは首を横に振る。 「僕の記憶だと、それも4年前だね。 丁度僕が機械を処分した日に、ドラミの方から話してきた」 「そう、その後お兄ちゃんと別れて、それで家に帰ったの。 そうしたら環境省から連絡が入ってお兄ちゃんを連れてくるように言われて」 「つまり君は――」 ドラえもんがドラミの言葉を切って結論する。 「4年前の僕と出会ったんだ。 ここにいるのは4年後の僕とのび太君だよ。 ほら、のび太君も中学三年生なんだ。背が伸びてるでしょ。顔はあまり変わってないけど」 「ふん、どうせ童顔だよ!」 のび太はムッと一言吐き捨て、それからドラミに向き合う。 「それで、いったいどうして僕らの世界にくることになったの?」 「それは……まだよくわからないけど」 何度もタイムマシンの設定画面を確認しながら、ドラミは言った。 「もしかしたら超空間自体が歪んだのかも――! 着いたわ!」 空気が抜け出るような音が、辺りに響く。 光が包み、タイムマシンは超空間を抜けた。 出てきたのは、セワシの部屋。 高層ビルの一室だ。 降り立った三人は真っ暗な室内を見回す。 「セワシさーん!」 ドラミが叫ぶが、返事は無い。 「どうやら留守のようだね」 ドラえもんが赤外線の入った目で辺りを探った。 「変ねぇ、暇なときはいつもそこらへんで寝ているんだけど……」 ふとドラミが呟いた言葉に、のび太の血筋が端的に現れていた。 (全く、しっかりしろよ。僕の子孫) ふてくされて、のび太は窓の外を見つめる。 その時――見えた光景によってのび太は口をあんぐりと開けた。 「ね、ねぇドラえもん! あれ見てよ!」 慌しく、のび太が窓の外を指差した。 夜の外では、カラスが飛び交っている。 しかもただのカラスではない。 頭の羽が、草臥れた山高帽の形をしている。 その体も普通のカラスとはかなり違っていた。 「あ、あれはヤミカラスだよ! ポケモンの!」 「ちょっと待って!」 そう一声告げ、ドラミは窓へ近寄る。 右から左へゆっくりと目を向け、やがて顔をしかめる。 「そんなバカな……」 そう呟くと、ドラミは二人の方を向いた。 「おかしいとは思ったけど、タイムマシンは目標より4年進んだ世界へきたみたい。 ここは私の世界から4年後――もうポケモンが日本まで侵食してるわ」 環境省内―― ここは一日中開いている。 「じゃ、のび太君はここに居てね。僕らは奥で話しつけてくるから……」 ドラえもんはそう言い残すと、のび太を広間に残してドラミと共に行ってしまった。 ポケモンが繁殖してしまったことはさておき、例の道具について話してくるらしい。 最も、この世界では4年前の話。通じるかどうかは賭けだが。 椅子に座ってぼんやりしているのび太の目に、ちらほらと色んなものが見えてきた。 ポケモンたちが人に連れられて省内を歩いている。 のび太と同じようにぼんやりとして動かないポケモン、逆に忙しなく動いているポケモン。 今まで架空の世界の住人であったものが、現実として現れている。 改めて、のび太はぞっとした。 (僕は……大変なことをしてしまったんだ。 そう、歴史を変えてしまうくらいの大事を……) にわかに湧いてきた罪悪感から逃げるように、のび太は目線を動かす。 やがてそれはドラえもんたちの向かった通路に向けられた。 (あれ?) 黄色い体が一瞬見えて、通路の脇に消えた。 (ドラミちゃん……かな?) だけど、少しのび太は考えた。 ドラミとドラえもんは少し前に通路へ向かったはず。 それなのにまだ通路にいるはずがない。 そう結論がつくと同時に、奇妙な感覚を感じた。 無邪気な探究心が、体中を駆け巡る。 好奇心に駆られ、のび太はその通路へと吸い込まれるように向かっていった。 通路の奥には大きな引き戸がある。 それだけしか無かった。 (……あれ、でもさっきはここで脇に曲がったような) のび太は首を傾げて辺りを見回した。 白い壁がのび太を挟んでいるだけ。 ますます不思議に思い、のび太はその壁を確かめた。 触れてみると、ひんやりとした感覚が伝わってくる。 少し押してみたが、びくともしない丈夫な壁だ。 「おっかしいなぁ」 更に調査を続けていくうちに、だんだんとのび太の体は引き戸へ近づいていった。 それでも、諦めの悪いのび太は調べ続ける。 もうじき体が引き戸に辿り着いてしまう、その時。 引き戸が重たい音を立てて開き始めた。 「ま、まずい!」 のび太はついしゃべったと同時に、壁の変な窪みを押す。 途端に壁がくるりと回り、のび太を奥へ引き込んだ。 「う、ぅわ!」 とのび太が慌てふためいているうちに、壁はまた閉じてしまう。 壁の奥の暗闇の中で、のび太はぽつんと佇む。 「ん? 今誰かいたような……気のせいか」 そう呟くと、ドラえもんは引き戸の奥へ向く。 「おい、ドラミ。早く戻ろうよ。 のび太君が心配しているに違いないからね」 「うん、わかった」 引き戸からドラミが姿を現した。 脇の壁の中にいる人物を求めて、広間へと向かっていく。 徐々にのび太の目が暗闇に慣れてきた。 「階段だ……」 足元を確かめると、そこには地下へ続く段差が見受けられる。 どうやらこの隠し扉の向こうは地下のどこかへ繋がっているらしい。 多少怯えながら、のび太は慎重に階段を降りていった。 足元は暗いためよく確かめないと落ちてしまう。 そのため足取りもゆっくり、おとなしくなっていた。 下るうちに、次第に周りが明るくなってくる。 (この下に……光るようなものがあるのかな?) 思考を巡らしていると、ついに階段が終わった。 目の前には黒い扉があり、隙間から青白い光が漏れている。 取っ手を見つけると、のび太はつばを飲んでそれを握った。 黒い扉は慎重に開かれる。 その部屋には誰もいなかった。 奥の壁には大きなコンピューターがあるが、それ以前にのび太の目を引くものがあった。 「ディ、ディアルガ……それにパルキアも!?」 のび太は急いで、二体が入っている管に駆けて行く。 二体は緑色の液体に入れられ、目を閉じたままぴくりとも動かない。 その威圧感のある体をのび太は恍惚して見ていた。 そ~っと、その管に触れてみる。 温かい、生物に触れたような感覚が掌に広がる。 「まだ生きてるんだ……」 のび太は直感した。 南極に4年間も氷付けにされて、それでもなお生き続けていたのだ。 嬉しさに似た気持ちをのび太は感じる。 名残惜しそうに、のび太は管から手を離した。 (そろそろ戻らなくちゃ) そう思ってのび太は出口を振り返る。 だが、そこに丁度誰かがやってきた。 のび太は気づいたが、隠れる間も無く黒い扉が開かれる。 出てきたのは白衣の男一人と警備員らしき男二人。 「だ、誰だ君は!?」 白衣の男が声を荒げた。 何とか対処しようと、のび太は口を動かす。 「あ、あのそのこれは――」 「おい警備員! 捕らえろ!」 のび太の努力空しく、白衣の男は警備員を使役する。 警備員の一人は前に出て赤と白のボールを投げた。 (あ! モンスターボールじゃないかぁ) 羨ましそうにのび太が目を向けているうちに、橙色のポケモンが繰り出される。 「ガーディ! あの少年を捕らえるんだ!」 片方の警備員が指示を出す。 呼応するように吠えて、すぐにガーディはのび太の方へ駆け出してきた。 「う、うゎああ!」 すっかり動揺して叫びながら、のび太は管の方へ走ろうとした。 しかし、突然の騒音が行動を止まらせる。 何かのブザーが鳴り、室内が赤く照らされた。 ふとコンピューターを見ると文字が書かれていた。 ――侵入者――と。 一瞬自分のことかとのび太は思ったが、すぐに違うとわかった。 地下室の壁が爆音と共に砕かれたからだ。 「な、なんだいったい!?」 警備員たちも動揺している。 この世界の住人が動揺している中、のび太の思考もただではすまない。 完全に混乱していた。 地下室の壁に出来た大穴には、鎧のような皮膚とドリルを持つポケモン。 ドサイドンが一体だけいる。 (あ、あの一体でこんな大穴を――!?) のび太が驚くのも当然だ。 地下室の壁はドサイドンの身長の5倍はある。 その高さに及ぶ大きな穴を一体で開けてしまったのだから。 「くそ、ガーディほのおのキバだ!」 警備員が命令し、ガーディがドサイドン目掛けて牙を燃やし突撃する。 一瞬炎が閃き、ドサイドンの腹に橙の炎が舞い上がる。 ガーディは確かに相手の腹に噛み付いていた。 炎が二体を包んで燃え盛る。 やがて、火が消えてガーディは相手と間合いを取った。 その行動に反して、ドサイドンは極めて何事も無かったかのようだ。 「な、ダメージがほとんどない!?」 愕然とする警備員の声。 「ドサイドン、ロックブラストだ」 穴の奥から声が聞こえ、ゆっくりとドサイドンの腕がガーディに向けられる。 ガーディは必死に逃げようとするが、その行く手ごと岩の塊が多数発射された。 風を巻き起こす勢いで、ガーディは岩ごと壁に叩きつけられる。 鮮血がその場に飛び散った。 「ガーディぃぃ!!」 駆け寄る警備員の前で、ガーディはがっくりと項垂れる。 「ストーンエッジ」 再びドサイドンへの指示。 ドサイドンは仰角に岩石を打ち込み、それが白衣の男たちに降りかかる。 白衣の男と一人の警備員は急いで扉から逃げたが、一人は残った。 さきほどガーディに駆け寄った警備員だ。 「ガーディ! しっかりしろガーディ!」 警備員の悲痛の叫びが聞こえてくる。 しかし、岩は勢いをとめることなく警備員に降り注いだ。 あっという間に入り口周辺が岩に埋まる。 のび太は麻痺したかのようにその岩を見つめていた。 先ほどの警備員の言葉が頭の中で反芻する。 さっきまで叫んでいた人が、助けようとしたポケモンが、今は岩の下に埋もれている。 恐らくもう助からない。 (死んだんだ――) そう考えると、のび太の体に悪寒が走った。 ドサイドンが赤い光に包まれ、穴の奥に消えた。 「サイコキネシス」 穴の奥の人物、ドサイドンを操っていた人物が別のポケモンに命令する。 ディアルガとパルキアの入った管が光り、宙に浮かんだ。 その質量をまるで感じさせず、二本の管は穴へと飛んでいった。 上の空ののび太の横で。 しんと静まり返った室内。 のび太はふと、大きく開けられた穴を見つめた。 (あそこに入ったら、ここから離れられるかな) 今ののび太の考えていることは唯一つ。 ここから離れることだけだ。 ディアルガとパルキアは恐らく極秘に扱われていたのだろう。 それが連れ去られた場にいれば、のび太は間違いなく疑いがかかる。 しかし、そんなことはあまりよく考えていなかった。 ただ、あの岩から離れたい。 あの入り口に山積みにされている、人の命を奪った岩から一刻も早く。 (でも、その岩で人が死ぬ原因を作ったのは――) 負の意識がのび太を蝕む。 自分のせいなのだ。それは言い逃れ出来ない事実。 気がつくとのび太は穴へ入っていた。 徐々に角度がつくところを見ると、どうやら地上にたどり着けるようだ。 でも、のび太の足取りはだんだんと重くなる。 考えがどんどん落ち込み、自分のしでかした失敗が重みとなっていた。 そしてその罪悪感から逃げたい思いも強くなった。 「……?」 急に土じゃない何かを踏んだ感触がして、のび太は下を向いた。 赤い下地に時計の模様が描かれている――タイムふろしきだ。 途端にのび太の脳が、私利私欲のために指令を出す。 欲望のまま、のび太はタイムふろしきを被った。 時の流れはすごいもので、4年もあれば人は変わるものだ。 年を取っても変わるのだから、若返っても変わる。 どうして自分が無事なのか、どうしてタイムふろしきがあるのかは考えなかった。 4歳若返ったのび太がそこにいた。 次へ
https://w.atwiki.jp/8ramen/pages/200.html
閉店しました 所在地 八王子市大和田町1-19-28 地図 TEL 042-643-0666 営業時間 11 00-19 00 定休日 月曜日 備考 コメント まだ450円で頑張ってるのかな? 1~2年前から奥さんの顔見なくなりましたが 元気だと良いですが -- 名無しさん (2009-03-03 17 59 19) ご主人とおばちゃん(奥さん)でやってる普通の八王子系のラーメン屋です。 よく有りがちなやたら醤油だけ濃くしょっぱ辛いスープとは違い、さっぱりめですが、しょっぱさとダシが同じ位効いて最後まで飲み干せる美味しいラーメン屋さんです。 他のお店なら西八王子の五右衛門、片倉のえびす丸が美味しいですよ。 オススメします。 -- 名無しさん (2009-10-17 14 56 23) ショッパーに良く載っているので、ずっと気にはなっていたんですよね~。 えびす丸と吾衛門に似た系統なんですか? 今度、行ってみます!! -- 名無しさん (2009-10-17 15 01 27) ラーメン500円+だいこくごはん400円のセットが700円。 少し濁ったスープの優しい味の八王子ラーメン。 「コラーゲンが沢山溶け込んでいて塩分控えめなんで是非スープを飲んで欲しい」旨の掲示が有り。 動物の中に魚を感じる優しいスープ、服部に似ているかもね。 大人しそうで優しそうなおじさんとおばさんでやってました。 店構えはちょっと入り難い雰囲気で損をしている感じがするな。 今日初めて行ったみたけど、なかなか気に入りました。 -- 名無しさん (2009-10-18 23 42 31) 『だいこくごはん』にちょっとワクワクしてしまうんですけど、 うまいですか? -- 名無しさん (2009-10-18 23 53 12) ワクワクするほどではないです。 半ライスくらいの量のご飯に胡麻が振りかけてあり、角切りのチャーシューに白髪ネギにタレに沢庵と辛し菜?一切れの味玉がのってます。 サービスセットでの+200円ならアリですかね。 でもラーメンは真面目で優しくてじんわり美味いです。 -- 名無しさん (2009-10-19 11 43 48) 駐車場は、店前・・・ということになるのでしょうか?? -- 名無しさん (2009-10-19 17 49 35) ↑三個上の方。 以前、お店の前まで行って、何となく様子を見て結局スルーしてしまった私。 それって、店構えで損してるってことなんでしょうね~。 皆さんのコメントを読んで、これは大丈夫だ~って思いましたので、近いうちに出かけてみます。 -- 名無しさん (2009-10-19 19 27 02) めじろ台の「善」もそうですけど、 何故か入り難い雰囲気なんですよねーー。 でも、入ってみるとなんてことはないですよ。 共に安くて美味い良心的なお店です。 -- 名無しさん (2009-10-19 20 54 57) 私も近いうちに行ってきます!楽しみです。 -- 名無しさん (2009-10-19 21 08 19) 店舗右の駐車スペース・・・すごい傾斜!! それように置いてあったブロックで輪留めしました。 ラーメンは美味しかったけど、以前より麺太くなってませんか? タマネギも大きめの刻みでした。だいこくごはんは・・・まあ -- 名無しさん (2009-10-25 22 28 44) 駐車場はちょっと歩くけど三和に停めるのはどうよ? -- 名無しさん (2009-10-25 23 08 46) なるほどね。。。 -- 名無しさん (2009-10-26 01 28 26) 行ってきました。まず外観からはわかりませんが、店内とても清潔な感じです。ラーメンは確かに優しい味でした。個人的には豆板醤を少し入れるとベストな味になった気がします。近くのおがわ屋だと、何かしら入れると一気に味が崩れるのに、 ここだといい感じに整えてくれる感じ。 だいこくごはんは・・・400円出してこれが出てきたら泣いちゃうかも。統一感が無い感じでネギだけ唯一美味しかった。ネギラーメンの辛い奴、次頼むかな。 他の人が食べていた角煮ごはんの方が美味しそう。次ぎ行ったらそっちを頼みます。 -- 名無しさん (2009-10-28 21 09 32) 「だいこくごはん」はセットでないとツライですね。 セットなら+200円ですから。 -- 名無しさん (2009-10-29 00 43 49) 2個↑かんずりと思います違いむずかしいけど -- 名無しさん (2009-10-29 06 15 25) そういえば店内に『豆板醤(かんずり)』みたいに書いていたかな。 検索かけたら全然別物のように感じますね。 かんずりって書いたら説明がめんどくさいから、とかですかね。 どちらにしろ、ちょっと入れたらなかなかいい感じのスープになりましたよ。 ラーメン屋さんって、外観だけでは判断できませんね。 -- 名無しさん (2009-10-29 07 30 09) 店主体調不良のため 3/20で閉店だって。 今のうちに食べに行かないと・・・ -- 名無しさん (2011-03-10 13 32 03) えっ、閉店なんですか!? だいこくごはんセット、食べに行かなきゃ。 -- 名無しさん (2011-03-10 20 51 21) 昨日 食べに行った方 味どうでしたか? 3月13日は2時ぐらいで早仕舞でした 5年前の味からすると残念でした でも そこそこ食べられましたが 昔は最強でした -- 名無しさん (2011-03-21 17 53 14) もう最後なんだから残念とか書かなきゃいいのに -- 名無しさん (2011-03-21 21 00 04) 閉店理由、体調不良ですか。。。 それは、無念でしょうに、お体大事にしてくださいね。 美味しい、ラーメンを、ありがとう御座いました。 -- 名無しさん (2011-03-22 01 54 48) 今日、店だった場所の前を通ったら新しいラーメン屋「88」になっていた。 -- 名無しさん (2014-10-04 19 54 24) 八王子ラーメン、と書いてありました。 -- 名無しさん (2014-10-05 11 10 25) 88も閉店 -- 名無しさん (2016-03-18 01 17 27) 閉店した店舗ですので移転、再開等の書き込み以外はお控えください。 注意:このページにはURLを含むコメントを書き込めません
https://w.atwiki.jp/watajjail/pages/4.html
しゅんりゅーさんへのプレゼント プレゼントとりまとめ:誰か もうきまってるとか・・・? プレゼント詳細情報 未定 購入ステータス(未定or購入決定or購入完了) 未定 プレゼント候補 シンク(流し台) コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/nobita_in_pokemon/pages/302.html
前へ のび太とドラえもんは爆発音の発生源と思われる『宝石博物館』に来ていた。 のび太「それにしても、本当にピカチュウで良かったよ。」 そう。あの真っ暗闇の中外に出られたのは、ピカチュウが電気を発生させて明るくしてくれたからだ。 無論、ドラえもんはその明かりがギリギリ見える距離まで逃げ去ったが。 ドラえもん「この建物が怪しいね…」 のび太「とりあえず、オオタチに中の様子を見てきてもらうよ。」 そう言うと、オオタチをのび太は出し、中に入らせた。 ─数分後─ オオタチが戻ってきた…が、オオタチは身振りで中の様子を伝えようとするが、全く伝わらない。 伝わった事と言えば、中に3人人が居ると言う事だけだ。 ドラえもん「こんな時に翻訳こんにゃくが使えたら…」 のび太「仕方ないよ。とりあえず、中に入ってみよう。」 そ~っと扉を開けて、オオタチに三人の居た場所に案内してもらう。 そして、扉の隙間から明かりが見える部屋を発見する。 その隙間から中の様子を見る。 ドラえもん「あれ…誰も居ない…?」 入った部屋には誰も居ず、一枚の紙切れが置いてあった。 『参上!ダッシュ!予告通りアクアマリンは頂いた。』 その紙切れに疑問を持つ。 ドラえもん「ダッシュ…?何だろ…」 それに対してのび太がこう言う。 のび太「まぁ、あまり気にしなくていいんじゃない?」 その時、他の部屋にも明かりが灯り、警察がこの部屋に入ってくる。 警察「お…お前を現行犯逮捕する!って、奴じゃないのか!?」 警察「くっ…またしても逃げられたか…」 警察が入ってきた瞬間、のび太とドラえもんはいやな予感がして、とっさにミズゴロウの穴を掘るでこの建物から脱走する。 ─ポケモンセンター前─ 穴から出た瞬間、のび太が質問する。 のび太「ねぇ、逃げてよかったの?」 その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「あの場で捕まったら不味いだろ?警察来たんだしあの場は単なる事件だと思うよ。」 そうかなぁ…と思いつつ、のび太は納得し、ポケモンセンターで眠る事にする。 ─翌日─ のび太はポケモン図鑑の目覚まし機能の音で目が覚める。 のび太「ふわぁあ~…今何時だろ…?」 そう思い、個室に設置されている壁掛け時計を見る 時計の針は10時27分を指していた。 のび太「うわぁああ!!遅刻だぁ!…ってあぁ、ポケモンの世界に来ていたんだっけ…」 その時、ドアが一気に開かれ大きな音がする。 ドラえもん「遅刻だよ!3時間も待たせておいて!もうジム戦終わらせちゃったよ!」 ドラえもんはそう言いながらトパーズバッチを見せ付ける。 のび太「えっ!もう終わらせちゃったの!?僕も急がなきゃ!」 のび太は急いでリュックを背負って、ドラえもんと一緒にジムまで行く。 ─トパーズジム前─ ドラえもん「じゃ、僕はジェアリデパートの5階、憩いの広場で待っているよ。」 のび太「うん、分かった。」 ドラえもんはそう言うとデパートへ走っていった。 のび太「よし…行くよ!」 のび太は、そう覚悟を決めてトパーズジムの中へ入っていく。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ24Lv】 【オオタチ23Lv】(持ち物:シルクのスカーフ) ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの現在の手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 のび太「ジム戦お願いしま~す!」 のび太の声がジム内に響き渡る。 ヒカル「挑戦者か。俺は電気タイプの使い手のヒカルだ。」 シムリーダーが自己紹介をする。 ヒカル「では、行くぞ!エレキブル!」 のび太「えぇ~!?」 出してきたポケモンにのび太は驚く。 エレキブルと言えば電気タイプ最強クラス。それをいきなり出してきたからだ。 ヒカル「どうした…?早く出して来いよ。」 のび太「あ、はい。行け!オオタチ!」 のび太はオオタチを繰り出す。 が、この勝負はあっさり終わる。 ヒカル「雷パンチ!」 のび太「かわせ!」 オオタチが右方向に雷パンチを避ける。 のび太「電光石火だ!」 そのまま、見えない速さで動き、全力でエレキブルに攻撃する。 が、エレキブルはピンピンしている。 ヒカル「スピードスターから電撃波!」 エレキブルの周りに星が現れ、オオタチを追尾する。 それは電光石火よりも速く、オオタチにぶつかる。 その後、エレキブルが一瞬光ったかと思うと、そこには瀕死のオオタチが居た。 のび太「な…電撃波が見えなかった…?」 ヒカル「どうした?この程度でジムに挑むなんて100万年早いぜ」 相手のエレキブルはまだHPが半分以上残っているに対して、こっちは残り1体。 勝ち目があるのか…? のび太─まてよ…あのエレキブルは殆ど動いていない…─ のび太─何故だ…エレキブルはそれほど遅く無い…あの攻撃力を生かすには追いかけた方が得なハズ…─ その時、エレキブルの足の怪我を見つける。 のび太─そうか!動かなかったではなく、動けなかったんだ!アソコを狙えば…─ のび太「ピカチュウ!エレキブルの足に叩きつけるだ!」 ピカチュウは、モンスターボールから出た瞬間、エレキブルに走っていき叩きつけるを当てる。 ヒカル「何ッ!」 エレキブルは反動で、数歩後退した後倒れる。 ヒカル「よく分かったな。でもコイツはどうかな!」 次に出したポケモンは【ライチュウ】… そう。ピカチュウの進化系… のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ25Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 のび太「そんな…ライチュウだって!?」 ヒカル「ライチュウ!穴を掘るだ!」 出たばかりのライチュウは、すぐ穴を掘って地中に逃げる。 のび太「ピカチュウ!気をつけろ!」 ヒカル「遅い!」 のび太がピカチュウに注意した瞬間、穴を掘るがピカチュウに炸裂する。 のび太「くっ…叩きつけるだ!」 ヒカル「草結び!」 ピカチュウが攻撃態勢に入り、叩きつけるを繰り出そうとした瞬間、草が身動きを封じる。 ヒカル「OK!そのまま…破壊光線!」 のび太「な…逃げろ!ピカチュウ!」 しかし、草結びで身動きが取れないピカチュウ。 その前で、ライチュウは破壊光線を溜め終わり、発射する。 のび太「終わった…のか…?」 そこには、疲れて動けないライチュウと…瀕死…いや、HPが僅かに残っていたピカチュウが居た。 しかし、もう降参しろと言っているようだった。 のび太が、降参しようとしたその時! ピカチュウ「ピカッ!ピカピカッ!」 ピカチュウが必死で立ち上がる。 のび太「もしかして…まだ戦うって言うのか?無茶だよ、やめてよ!」 それに対して、ピカチュウは反論する。 ピカチュウ「ピカピカピッ!ピカッ!ピッピカチュウ!」 のび太「『自分に任せろ、絶対に勝ってみせる─』?分かった…ピカチュウ!行けぇぇえー!」 のび太は、何故か今ピカチュウが言った言葉が理解できた。 このまま負けても、ピカチュウは納得しないだろう。 のび太がピカチュウに行けぇ!と命令した瞬間、ピカチュウは雷を帯び、もの凄い速さでライチュウにぶつかる。 のび太「全力で『ボルテッカー』!!!」 ヒカル「何だって!ライチュウ!かわ…」 ピカチュウの攻撃が、ライチュウに当たる。 もの凄い速さ、もの凄い威力で壁にぶつかり、ライチュウは一撃で瀕死となる… のび太「やった!やったよ!ピカチュウ!」 のび太がピカチュウに抱きつく…が、それと同時にピカチュウも瀕死となってしまう。 ヒカル「どうやら負けのようだね。このジムバッチを受け取ってくれ。」 それをのび太は断る のび太「いいえ。これは引き分けですよね。受け取るわけには行きません。」 だが、そののび太の手に無理矢理ジムバッチを渡す。 ヒカル「ピカチュウは君の為に本当に全力を尽くしたんだ。そのピカチュウに敬意を表すためにも、このバッチを受け取ってくれ。」 のび太「分かり…ました。ありがとうございます!」 のび太はトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て行った。 のび太が去った後、窓から誰かがジムに入ってくる。 ???「『ダッシュのスパイ』も『子供5人』に『青狸コスプレ』に負けるなんて落ちぶれた物ね。」 それに対して、ヒカルは反論する。 ヒカル「あれは『ジム用に手加減したパーティ』だ。しかしあの眼鏡小僧、とんでもない掘り出し物かもよ…」 所変わって─ジュエリデパート5F─ のび太「やぁ、ドラえもん」 のび太は、憩いの広場にあるドラえもんの座って居た椅子の隣の椅子に座る。 ドラえもん「のび太君、もうジム戦終わったの!?」 その質問に、質問も混ぜて返答する。 のび太「うん。もちろんさ。ねぇ、ドラえもん?どうやってあんなに強い奴に勝ったんだい?」 それがずっと疑問だった。ドラえもんの手持ちはゼニガメとミズゴロウしか分かっていない。 ドラえもん「うん、それはね…」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【ゼニガメ(?)??Lv】 【ミズゴロウ22Lv】 【他不明】 ─以下ドラえもん説明─ ━トパーズジム━ ドラえもん「ジム戦お願いします~」 ジム内の明かりが点いて、奥からジムリーダーのヒカルが現れる。 ヒカル「さ、最近の挑戦者はコスプレが多いのか…?俺はジムリーダーのヒカル。電気タイプの使い手だ。」 ドラえもんは最初の言葉に疑問を持つ。 ドラえもん「何のことでしょうか?行きますよ!メノクラゲ!」 ドラえもんは途中捕獲したと思われるクラゲポケモンのメノクラゲを繰り出した。 それに対して、余裕ペースのヒカル。 ヒカル「電気タイプに水を出すとは馬鹿か?エレキブル!雷パンチだ!」 ドラえもん「からみつく!」 エレキブルの攻撃をギリギリの所でかわし、エレキブルにメノクラゲは絡みつく。 ドラえもん「そのまま巻きつくだ!」 絡みついたまま、手足を拘束する。これでじわじわダメージを減らす作戦だ。 相手は動けないから、一方的に倒す事が出来る…そう思ったが予想は外れた。 ヒカル「何のことかと思えば…電撃波!」 電撃波はメノクラゲだけに当たり、一撃でメノクラゲが瀕死になる。 ヒカル「動けなくしてじわじわHPを減らす作戦だろうが無駄だぜ!」 その言葉に、一旦考え込むドラえもん。 ドラえもん「くそぅ…!そうだ!行け、カメール!」 何か作戦を思いついたのかゼニガメの進化系『カメール』を繰り出す。 ドラえもん「泡だ!」 カメールが泡の発射体制に入る直前、ヒカルがエレキブルに命令する。 ヒカル「雷パンチ!」 エレキブルが雷パンチを出しながら突撃するが、エレキブルの目に泡がクリーンヒットし、攻撃は中断される。 ドラえもん「高速スピン!」 カメールが高速スピンで攻撃する。 ヒカル「そんなよわっちい攻撃じゃ倒せないぜ…何ッ!」 エレキブルが、後ろに後退し、倒れる。 ヒカル「高速スピンなんか弱い技で倒せるわけが…これは!」 そう、エレキブルの足には深い傷跡があった。これが倒れた原因だ。 ヒカル「高速スピンで足を封じたわけか…だが!こいつはどうだ?」 ヒカルは『ライチュウ』を繰り出してくる。 ドラえもん「ぎゃあああああ!!!!ねぇずぅみぃいいい!!!!」 ドラえもんの叫び声がジム内に響き渡る。 ヒカル「くっ…なんて叫び声だ…ねずみがそれほど嫌いなのか…?」 その後、ドラえもんは少々落ち着いて(?)カメールを戻す。 ドラえもん「あんなネズミは倒してやるんだ…!カメール戻って。行け!ミズゴロウ!」 対してドラえもんが出したのは『ミズゴロウ』だ。なにやらボソボソ言っていたのは気にするな。 ヒカル「ライチュウ、穴を掘るだ!」 ミズゴロウが現れた瞬間、ライチュウは地面に潜り込む。 だがそれに対してミズゴロウは何にもしない。 ヒカル「何をしているんだ?今だ!ライチュウ!」 ヒカルの合図と共にライチュウがミズゴロウの真下から攻撃を食らわせる。 上に浮かび上がったミズゴロウは何故か次第に赤くなり始める。 ヒカル「ん…何故赤くなっているんだ…まさか!ライチュウ!破壊こうせ…」 行動はミズゴロウの方が早かった。 空中に浮かび上がっていたかと思うと、ライチュウの目の前まで一気に迫り、しっぽで思いっきり攻撃する。 そう。ドラえもんがミズゴロウに命令していたのは『がまん』と言う技だ。 穴を掘るの威力が高かった分、我慢の2倍ダメージで一撃でライチュウは倒れてしまった。 ヒカル「俺の作戦ミスだ。潔く負けを認めよう。バッチと技マシンを受け取ってくれ。」 ドラえもんはトパーズバッチと技マシン34(電撃波)を受け取り、ジムから出て、ポケモンセンターへと向かった。 ─以上ドラえもん説明─ ドラえもん「と言う訳さ。」 のび太はそれでエレキブルの足の怪我にも納得する。 のび太「なるほどね…」 その時、後ろから声が聞こえる。 ???「あれ?のび太君じゃないか。」 その声に驚いて二人は振り向く。 のび太「出木杉!それにジャイアン!」 そこには『出木杉』と『ジャイアン』が居た。 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 のび太「どうして出木杉とジャイアンがココに?」 その質問に、出木杉が答える。 出木杉「東にも西にも行ってみたんだけれど両方行き止まりだったんだ。そして南に行こうとした時武君にに会ったのさ。」 ジャイアンが続けて話す。 ジャイアン「305番道路の野生の奴やトレーナーは格違いに強かったぜ…だから俺達は準備に来たって訳さ。」 のび太がその時話し出す。 のび太「ねぇ、静香ちゃん知らない?最初に旅立った時から静香ちゃんだけ会わなかったんだけど…」 それにジャイアンが答える。 ジャイアン「まぁ静香ちゃんは俺達の中でも一番早くダイパのシナリオをクリアーしたんだ。もう先行ってんだろ?」 それにはのび太も納得する。 のび太「うん、そうだね。じゃ、僕達も305番道路へ行こうか。」 そう言い、まだ準備があると言う出木杉達と別れて、305番道路へと向かった。 ─異常はまだ序盤にすぎない…─ 305番道路と繋がっている考え込むドラえもん のび太「どうしたの?ドラえもん?」 ─こんな平和な日常ももうすぐ終わる…─ その質問にドラえもんは答える。 ドラえもん「『ダッシュ』。21世紀のどこかで聞いたような気がしたんだけど…」 ─そして、危険なゲームの扉に踏み込まなくてはならなくなる…─ それにのび太は返答する。 のび太「気のせいじゃないの?」 ドラえもんはそれに対してこう言う ドラえもん「そうだといいけれど、なんだか嫌な予感がするんだ…」 ─それは、そう遠くない未来へと持ち越される…─ ???「………さて、そろそろ行動にでましょうか…」 それはさておき、毎度お馴染みの彼女がこのゲートに逃げ込んでくる。 そう、黒フードのアイツだ。 ミナン「はぁはぁ…ってこの前の眼鏡君じゃない!」 それに対してのび太は反論する。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!のび太って言う名前が…」 それは無視して黒フードを脱ぎ、急いでボールからポケモンを出す。 ミナンの格好はオレンジ色の短パン、薄黄色Tシャツとどう見たって別人に見える格好だ。 出してきたポケモンはメタモン。紫色の体をしたフニャフニャなアイツだ。 出した後急いで黒フードを被せメタモンに命令を伝える。 ミナン「私に変身して、1時間30分後、警察を振り切ったらトパーズジムの裏でオオスバメに変身。」 ミナン「305番道路とクリスタウンの間のゲートで待ち合わせ。」 それを聞くとメタモンはミナンに変身する…と同時に警察が入ってくる。 警察「警察だ!貴様を窃盗罪で逮捕…」 言っている途中でミナン(メタモン)はトパーズシティの方へ逃げ出す。 警察「こらぁ!待てぇえ!」 のび太とドラえもん、そしてミナンを無視してトパーズシティへ警察は走っていく… その途中でミナンがこっそり警察のポケットから何かを奪う。それに気がつかないまま警察はメタモンを追いかけていく。 ミナン「はい、口止め料。この事は内緒ね。眼鏡君と青狸コスプレ君。」 ミナンがさっき警察から奪った物をのび太に投げ、のび太は器用にもキャッチする。 そして二人は同時に怒鳴りだす。 のび太「僕は眼鏡君じゃない!野比のび太と言うちゃんとした名前があるんだ!」 ドラえもん「誰が青狸コスプレだ!僕は21世紀の猫型ロボットのドラえもんだ!」 そこで一呼吸置いて、ミナンが答える。 ミナン「もうちょっと静かに言ってよね…分かったわ。のび太と…ドラえもんね」 その後、ドラえもんがミナンに質問する。 ドラえもん「ところで…これ警察のじゃ…?」 さっき渡した水色の宝石…アクアマリン。これについて質問する。 それにミナンはあっさり答える ミナン「いいのよ。元々それは私の物を没収されていただけだし。」 その後、思い出した感じでのび太が二つの宝石を取り出す。 のび太「そうだこれ…この前ぶつかった時に落としたガーネットとアジメスト。君のでしょ?」 一瞬間を置いて、ミナンが答える。 ミナン「えぇそうよ。まぁいいわ。暫くの間貴方に預かって貰っていいわよね?」 それにのび太は反論する。 のび太「でも、もし僕がこの宝石を無くしたりしちゃったら…また会うとも限らないし…。」 それにミナンは答える。 ミナン「大丈夫よ。それは特殊な宝石で絶対に無くならない様になっているし、 1週間後には間違いなく会うわね。」 それに対してドラえもんは質問する。 ドラえもん「何でそんな事が分かるんだい?」 それにはにっこり笑ってミナンが答える ミナン「そう言うものは、その日までのお・楽・し・み♪でしょ?」 その後続けてミナンが提案する。 ミナン「そ・れ・と。アストシティまで一緒に付き合うことになるから宜しくね。」 それに二人は驚き、反論する。 ドラえもん「えぇ~!?ちょっと待ってよ!」 のび太「何でそんな事になるのさ!」 それに対して、ミナンは返答する。 ミナン「私の手持ちは今日はメタモン一匹。 そんな中アストシティまで行くなんて無理じゃない?」 その後少し間を置いてこう言う。 ミナン「それに、アストシティまで一緒じゃないとちょっと厄介な事になるよ…?」 嘘だ。と思ったが断然ミナンの方がこの世界について詳しい。 仕方無しに連れて行くことに決める。 のび太「仕方ないなぁ…分かったよ。」 それに対して、喜ぶミナン。そして次にこう喋った。 ミナン「じゃ、早く!今日の内にクリスタウンへ行きましょう!」 のび太の現在の手持ち 【ピカチュウ26Lv】 【オオタチ23Lv】 ガーネット、アメジスト所持 ドラえもんの手持ち 【カメール27Lv】 【ミズゴロウ24Lv】 【メノクラゲ20Lv】 (注釈)現在ミナンが加わっている。 次へ
https://w.atwiki.jp/toronikka/pages/115.html
Ⅳゼンメイデン ※シリアスな雰囲気が苦手な方、他作品の得体の知れないフィールを感じる方は戻るのクリックとともに忘却の彼方へ旅立つこと推奨 その後 その後Ⅱ はたらきますか、はたらきませんか ガチ絵がうますぎる・・・トロンスレに書き込めなくて空気を共有できないのが残念だ、乙 -- 名無しさん (2013-05-14 00 57 23) わたVがいればもっとかっこよく颯爽と華麗に高貴な登場ができたものを -- 名無しの無職 (2013-05-14 01 08 01) わたV はさっき弱点を探求するとか言って、ローゼンのDVD全巻ツタヤからレンタルしてたよ。Ⅳのカードで -- 名無しさん (2013-05-14 06 39 52) 注意書きありがとうございます。トロンスレとあまり関係ない内容になっちゃってちょっと後悔してる -- 作者 (2013-05-14 06 45 17) 注意書きありがとうございます。トロンスレとあまり関係なくなっちゃって若干後悔してる。 -- 作者 (2013-05-14 06 47 30) Ⅳ兄様がかっけえええええええ! -- 名無しさん (2013-05-14 08 07 40) 続きがなあよハルトォォォォォォォォォ! -- 名無しさん (2013-05-14 13 15 39) シリアスだよハルトォォォォオオオオオオオ!!!続きが楽しみだよハルトォォォォオオオオオオオ!!! -- 名無しさん (2013-05-14 13 22 18) うますぎいいいいいいい!シリアスなトロンスレも悪くない! -- 名無しさん (2013-05-14 22 44 55) 続きがみたいよハルトォォォォォォォ!! -- 名無しさん (2013-05-15 07 38 02) 絵がうまいよハルトォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ -- 名無しさん (2013-05-15 14 26 36) やたら叫ぶ兄さんは嫌いだ・・・ -- 名無しさん (2013-05-15 19 42 54) おい、お前雰囲気に騙されるな、生身の人間が平然とドールの攻撃に対処してんだぞ -- 名無しさん (2013-05-15 19 59 21) 普通に流してたけどたしかに異常だなと思えたけど決闘者なら特に違和感がないなと思ったあたりで考えるのをやめた -- 名無しさん (2013-05-15 20 23 37) 違和感がなさすぎだよハルトオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!! -- 名無しさん (2013-05-16 00 57 54) ↑↑↑決闘者ならいつものように耐えられるレベルじゃないか -- 名無しさん (2013-05-16 01 06 05) 水銀燈って? -- 名無しさん (2013-05-16 12 18 24) ↑未来のあなた自身なのです… -- 名無しさん (2013-05-16 12 25 35) ↑↑ああっ! -- 名無しさん (2013-05-16 13 16 31) ↑↑↑鈍いなぁ!俺が第一ドールだよぉ! -- 名無しさん (2013-05-16 18 47 44) よーし!パパ水銀灯をジャイアントキラーにかけちゃうぞー(狂気) -- 名無しさん (2013-05-16 21 03 25) やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおお -- 名無しさん (2013-05-20 22 34 12) 編集ありがとうございます! -- 作者 (2013-05-20 22 48 58) 続きが気になるよハルトォオオオオオオオオオオ!!某板で似た絵柄の人見たが作者さん本人か? -- 名無しさん (2013-05-21 01 54 32) ↑アナログなら可能性高いですね。 -- 作者 (2013-05-21 06 36 40) ヘブンズ・ストリングス「・・・」 -- 名無しさん (2013-05-21 10 38 01) ↑↑そのひとが本人さんだったらこの前はファンサービスありがとうございましたぁ -- 名無しさん (2013-05-21 13 40 04) デステニーレオの書き込みっぷりがすごいかっこえぇ、、、 -- 名無しさん (2013-05-21 15 36 57) ファンサービス(デステニーレオにエネコン) -- 名無しさん (2013-05-22 03 35 47) 続きはよ、お願いしますよ -- 名無しさん (2013-05-24 11 53 18) 今日中には投下したい -- 作者 (2013-05-24 20 21 32) 完結おめでとう! -- 名無しさん (2013-05-25 02 37 03) 素晴らしい・・・美しいよぉ・・・このキャラスレに有らざるクオリティの高さ、それでこそ俺もファンサービスのされがいがあるってもんだぜぇ -- 名無しの委員長 (2013-05-25 03 01 40) 姑息な良作を・・・(サルガッソの本屋に行きながら) -- 名無しさん (2013-05-25 11 10 50) なんだ!Ⅳっていい奴じゃん!! -- 名無しさん (2013-05-27 21 22 25) いきなりの『めっちゃ召喚する』のテキストにフイタw -- 名無しさん (2015-10-12 16 01 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/39576.html
【検索用 さいかい 登録タグ 2019年 JASRAC管理曲 VOCALOID maimai さ はるまきごはん 初音ミク 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:はるまきごはん 作曲:はるまきごはん 編曲:はるまきごはん 唄:初音ミク 曲紹介 曲名:『再会』(さいかい) はるまきごはん氏の21作目。 YouTubeでは本人歌唱版が投稿されている。MVも別Ver.が書き下ろされている。 映像は氏を中心としたアニメーション制作スタジオ「スタジオごはん」で制作されている。 歌詞 (PIAPROより転載) どんな声か覚えてるかな どんな風に話してたかな すっかり背が伸びたお互い 正義とか常識とかさ 疲れちゃうよね正直ね 秘密基地の中にはそんなものはない 約束しようふたりは ずっとこどものままで居よう 誰も傷つかないなら 思い出のままにしよう ふたりだけ花びらの散るように 幼気な春風に舞うように どんな少女でも終わりは美しく ふたりだけ飛ぶ鳥の落ちるように 手を繋いで星の裏側まで 飛んで往きたい そういえば泣き虫だよね 必死こいて隠してるよね 立派になるもんだお互い 大人って面倒くさくて 疲れちゃうよね正直ね みんなきっと忘れてくこどもだったこと 冒険しようふたりは 大人達とお別れさ 生きることってこうだろう 息を吸うことじゃないだろう ふたりだけ当たり前を知らないで 徒然な後悔も言わないで どんな言葉も無いほど麗しく ふたりなら落ちる陽の寂寞も 藍がかった星の裏側まで 覚えておける タイムリミットの鐘が鳴る ふたりは置いていかれる 大人達が憂いてる あいつは正気じゃない…と タイムリミットの鐘が鳴る ふたりは確かに生きている ふたりだけ花びらの散るように 幼気な春風に舞うように そんな最期ならふたりに相応しい さんざめくこの世界にさよならを 手を繋いだままなら 二度とこない再会 コメント だいすき -- ちぇる (2019-07-15 05 18 50) 歌詞が美しすぎる -- 名無しさん (2019-07-16 21 31 53) 凄くPVも相まって深い曲だと思った。生きることってこうだろう息を吸うことじゃないだろうが特に好きです。 -- 名無しさん (2020-02-09 20 46 10) 驚人的な作品 -- 日蝕 (2020-04-06 15 36 25) たまにフラっと聴きにきたくなる。これまでもこれからも大好きです。 -- 月唄 (2020-06-12 13 35 54) 音と歌詞が完璧にマッチしてて心地いい曲。 -- 名無しさん (2020-06-22 16 58 03) 公開日からずーっと聞いていてこの後に出た他の曲も知ったら全然頭から離れないくらい好きになってしまっちゃっちゃ… -- 名無しさん (2020-12-22 12 32 52) 名前 コメント